履歴書におさまらない履歴




はじめまして。もしくはお久しぶりです。おはようございます。こんにちは、こんばんは、

もりです。

ぼくは1989年(平成元年)
の夏、高知県で簿記3級の母に産んでもらいました。
父は中小企業のシステムエンジニアで酒飲みです。

小さいころは活発で、足がはやく、それなりにモテていた気がします。友だちも多かったような気がします。
しかし、小学5年生の夏休み明け、突然学校に行けなくなりました。理由らしい理由はなかったです。いじめにあったりもしてないです。ただ、
急に目の前の風景が色あせていった感覚を、今もときどき思い出します。

約7年を不登校児として過ごしました。父はつねに単身赴任で家におらず、母と4つ年下の妹に多大な迷惑をかけながら湿気た戦争をし続けました。

小中と卒業式には出ず、入るだけ入った定時制の高校も中退、自らのコンプレックスに苛まれ、堂々めぐりの夜を積み重ねるなかで

ギターや、尾崎豊、バイクなどに出会いました。
はじめは布団叩きをギター代わりに。そのうち、
親戚の農家でアルバイトをし、アコギを買って家でMDに宅録する日々を過ごしました。
ヘルメットを深くかぶってひとり原チャで風と戯れたりしました。




母に勧められて嫌々受けた大検。それを使って大学進学を希望したのは、18歳の冬でした。そして春が来て、ぼくは上京した。尾崎豊が生きていた東京で、せめて一回ウンコしよう。そういう気持ちでした。それができたなら帰ってもいいし、もしくは東京
で引きこもるんならそれはそれで今よりつよくなれるんじゃないか。親には申し訳ないけれど、そういうふうに自分には言ってました。

上京したての時分は、
肉食動物のなかに放り込まれた草食動物のように、ビクビクして、一度は本気で帰りかけましたが、ひとに恵まれ、東京ライフは何とか軌道に乗りました。
バイト、タバコ、酒、異性、ザ・大学生(?)を謳歌し、だんだん調子に乗りました。方々を旅しました(原チャで高知へ4日かけて帰ってみたり)。
夢のような、いや、まんま夢の4年間はあっと言う間に過ぎていきました。

「自分は就職とか無理や」
頭ではそう思いつつも、
八百屋に就職して、
1年ちょっとで辞めて。
そこから職を転々としました。今思えば躁鬱のくり返しだったような気もするし、
単純に人間ができてなかった、甘かっただけ、
それもあると思います。
身内だけじゃなく、他人にも迷惑をかけるようになりました。大学時代に自分の人生てきには挫折→栄光を知っただけに、そこからの挫折はこたえました。てか挫折というより怠慢か。
気づけば年齢以上の数のしごとに就いていました。
自己表現の場は専らカラオケボックス。


2014年秋
25歳のときに
とうとう東京から逃げました。地元高知に戻り、短期のアルバイトをしました。
実家には引きこもっていた当時コピー用紙やチラシの裏に書き殴った詩がたくさんあって、それを見るうちにまた何となく書くようになりました。それを詩の投稿サイトに上げていると、馬野ミキさんとその詩を見つけました。
撃ち抜かれた感覚がありました。
そして、ミキさんと蛇口さんがやっていたブログ『詩と惑星』に出会い、夜勤明け薄明るい部屋のなかで読むのが日課となります。



高知でしごとを紹介してくれた友人を裏切りました。

職場から逃げ、母にふたたび迷惑をかけ、家出同然でバイクにまたがりまた上京しました。

家もなく、友だちや妹の家を転々とした2015年の夏。

それから
派遣社員の介護のしごとにつきました。それは今現在も続けています。今まででいちばん続いているしごとです。
とにかく暮らしました。
わけもなく暮らしました。
自分なりに自分と向き合いました。なぜ同じことをくり返すのか。ありとあらゆることを言葉にして。

2015年の冬のある日。詩と惑星で蛇口さんのイベント告知を読みました。当日でした。雨が降っていました。一度やめかけて、やっぱり向かいました。八王子から吉祥寺へ。蛇口さんに会うことが前々からの約束みたいに。かっこつけて言うと。
初めて会った蛇口さんは蛇口さんでした。等身大の方でした 

「きみ詩書くの?
じゃあやってよ」

初めて観に行った朗読イベントの初っ端で、観る前に
読んでいる自分がいました。
声は震えていたけど、マイクの前で胸は高鳴り、
そこから色々なことがはじまったと思います。

詩と再会して、
朗読と出会って、
いろんなところから物事を見れるようになった。それで少しでも人生がまともになれば、そう思っています。
ぼくは、誰かを救ったりできないです。自己中心的です。
今までくそったれな生き方をしてきましたが、うつむいたままでいたくないし、自分を否定も肯定もしたくない。
ただ、やる。ただ、やりたい。

まだよく見せようとして書いてるから、汚い。

えらそうなこと言ったりしています。 

人生にストーリーはないです

それは他人が勝手に読むものであったり、

いつも後付けのフィクションばっかで

ほんとうは 必死です。


こんな私ですが、
よろしくお願いいたします



もり

( 2017.6 )