PSJについて



PSJ (ポエトリースラムジャパン) の2017年秋大会が行われるという。予選はさっそく7月8日からはじまるようだ。


【ポエトリースラムジャパンとは?】

制限時間3分。小道具衣装なし。自作のものに限る。
以上のルールで各々が声と言葉を駆使して競う大会。日常をつぶやくようなひともいれば、演劇チックなひと、短歌を詠むひと、ラップするひと、動きメインで伝えるひと
など表現方法は様々。ジャッジは客席から選ばれた審査員が行う。予選は東京、名古屋、大阪で開催。全国大会優勝者は、フランスパリで行われる本大会への出場切符がもらえる。


秋大会って何やねん、
と思った。おれは冬大会に出たらしい
中内こもるさんが出場されたパリの本大会前に秋大会のアナウンスがあったこともあり、何かペース早くないか
? と思ったりもした。
でも今、漫画でも詩の朗読を題材にしたものがあったり、
( 榎屋克優さんの『ミツコの詩』はおもしろい)
朗読関連の映画も公開されたらしい。 どんどん波に乗っていこう、ということかもしれない。むしろペースは遅いのかもしれず

こうしておれが表現者ぶる前、朗読をやりはじめる初期のきっかけのひとつがPSJだった。蛇口さんやミキさんのブログ『詩と惑星』でその存在を知り、純粋に「変なひと多くて、おもしろそう」というイメージ、お二人も出場されるということで名古屋まで行って出たのだ。
そこで幸い準優勝させていただいたことで、デビューできたといっていい。あれがなければ今はまだ出会えていないひとたちも多いと思う

ただ、自分はPSJを「詩の」朗読大会だという認識で出ていなかった。声と言葉の表現、まあたとえ声も言葉もなくても、肉体、存在、そういうものの一瞬の交わりみたいな感覚でいた。しかしPSJが終わると起こる「詩とは何か?」論議をながめるうち、ポエトリーの範囲について考えたりもした。
最初はただ何となく出たのになあ...
そしてあらためて過去大会のチラシを見てみると、
「詩の朗読競技会」の記載があって、詩の、

「あっ」となった。



詩を広く浅くとらえる方と、詩を狭く深くとらえる方、両方の言い分がわかってしまう
おれのはたぶん後者の方からすれば疑問符のつくものだと思う。それについて考えることもあるが、知らんわ、って気持ちもある。
詩自体、花と花を行ったり来たりする蝶みたいなもんなんだろう こうである、 いやこうである、と定義付けられた花の上を。
今回のチラシに詩の朗読競技会という一文はあるのだろうか。

「PSJ」で検索するとまず出てくるのはパチンコ屋だ
たぶん詩の朗読も詩じゃない朗読もパチンコには勝てない
おれが昔路上でやったとき、
見に行くわ!と言った友だちも「ごめん、スロットで今当たってしまったからやっぱ行けんわ」という連絡をよこした。むう。あの銀玉に勝てる日は来るだろうか、、

エントリーする予定はない。今回モチベーションてきにもきびしいだろう 
出るとすれば知ってるひとがいちばん少ない大阪で出たい
即興で

大会の開催意義、その根本は主催の村田さんに共鳴するし、何といってもおれにきっかけを与えてくれたすばらしい大会であるので、今回よい形ですすんでいっていただきたいと思う。
何か協力できることは協力させていただきたいのです
PSJは表現者を自称しないひとにこそ出てほしいし、そういうものが自分は見たいなと思っている



-ポエトリースラムジャパン
2017 秋大会スケジュール-

7.8 東京大会A (PSJ×胎動)

7.30 大阪大会

8.5 東京大会B

8.13 名古屋大会

9.2 東京大会C

11.4 全国大会


エントリー等、
くわしくは



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